美しいおとぎ話2014/07/25 | |
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by yokosa - yokosaさんの作品推薦をすべて見る | |
語り口調が実に児童文学な、美しいおとぎ話。 ワンセンテンスの長さに少し読みにくさがある。同時にそれが童話風の語り口にもなっているため、難しいところ。 布がなぜ三日三晩もの長きに渡って伸びていたのか、それが城の庭にまで達していたのかが消化出来ていなくて残念。例えば「亡き王子が密かに姫に思いを寄せていた」等とすればその未練で長く伸びて来たように見せることも出来たのでは。 また、「三日三晩」の後に「三日かけて作り上げる」というのは三が続き過ぎて混乱を招くように思える。「三日かけて作り上げ」た方にだけ食事に言及をするのにも違和感。特に寓意がなければ異なる日数にした方が通りがいい。 タイトルに『七人』とあり、短編連作のようなので以降の話にも期待したい。 |
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刺繍の得意なお姫様が、ある日出会った長い布。 刺繍をしながら進んで行った先には…。 ファンタジー童話風ショートショートです。 一話目の《刺繍姫と長い長いドレスのお話》は Twitterに投稿・togetterにまとめたものに加筆修正して投稿しています。